筋ジスまっとんの日常

筋ジストロフィーであるまっとんのパートナーあずによるブログ。

第3回 まっとんとの出会い

私がまっとんを知ったのは職場の上司からの話だったと記憶しています。


本人に会う前に話だけ聞いてたのもあって、面白そうな人だなーと思ったのが最初の印象でした。


仕事柄、まっとんの顔だけ見る機会が何度かあったのですが、その時は本人と直接話すまでに至らず。


初めて本人と直接話したのは私の職場が主催するイベントでした。


舞台に立つことに興味があったまっとんが演劇のワークショップに参加することになり、そこでようやく本人と直接話すこととなったのです。


今もなお語り継がれますが、ファーストコンタクトはそれはまあ酷いものでした。



改めて前置きしておきますが、彼と話したのはその時が初めてです。



先にも書いた通り、まっとんはワークショップの参加者としてそのイベントに参加していました。


私はスタッフとして手伝いをしていましたので、半分仕事、半分参加者くらいの感じでした。


ワークショップの途中で休憩時間になり、私は会場として使用していたホールの壁に寄りかかって一息ついていたところでした。


次の動きについてなんとなくぼーっと考えていたところに、電動車いすに乗ったまっとんが私の前にすーっとやって来て止まりました。


そしてまっとんは私に向かって言ったのです。


「ねぇ、チャックあいとーよ」

※あいとーよは方言で開いていますよ、の意。




ちょっと待て、と。


ここには私以外の人間だっているし、私だって一応女だし、何よりチャックは開いてるように見えただけで開いていない。


「いや、開いてないし…」


と返事をしながら「ほぼ初対面の女子に対してなんて奴だ…」と思ったのがまっとんと最初に話してみての印象でありました。



車いすの目線からしたら丁度目線の高さくらいにチャックがあるから、そう見えても不思議じゃないよな…と後になって気づいたのでした。


それがきっかけとなりお互い少し話をして、今度ゆっくりご飯でもーとなったのがまっとんとの出会いです。